2026年3月、13cmの卵巣嚢腫があると診断されました。
「卵巣嚢腫」という言葉を、その日まで自分ごととして考えたことは一度もありませんでした。何の根拠もないのに、自分は病気にならないと、どこかで思い込んでいたのです。
診断を受けた直後は、正直かなり落ち込みました。数日間、頭の中がぐるぐるしていました。担当の先生からは手術を勧められました。でも、私の頭に「手術する」という選択肢は浮かんできませんでした。
手術が嫌だったのではありません。手術という選択肢が「自分の答え」ではないと、からだのどこかで感じたのです。
そのときの私の中に、ひとつの確信がありました。
「自分で作り出した病気は、自分で治せるはず」
この言葉がどこから出てきたのか、今でもうまく説明できません。ただ、とてもしっくりきたのです。
■なぜ、そう信じたのか
「そんなこと、到底無理だ」と思う方もいるでしょう。根拠のない思い込みだと感じる方もいるかもしれません。
でも私には、ひとつの単純な考え方がありました。
私は元々、病気とは無縁の元気なからだで生まれてきました。それなのに、生きていくなかで卵巣嚢腫ができた。ということは、何か原因があるはずです。その原因を突き止めて取り除けば、からだは元に戻れるはずだと考えました。
手術でその場の問題を取り除くことはできるかもしれません。でもそれは、根本の原因に向き合わないまま進むことになります。私はそれが嫌でした。からだが発しているサインを、ちゃんと聴いてあげたかったのです。
もちろん、これは医療を否定しているのではありません。婦人科の受診は定期的に続けています。そのうえで、自分にもできることがあるのではないかと考えました。
■卵巣嚢腫・PCOS・子宮内膜症と「原因不明」という現実
調べていくうちに、衝撃的なことを知りました。
卵巣嚢腫だけでなく、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)、子宮内膜症、子宮筋腫。これだけ多くの女性が苦しんでいるにもかかわらず、なぜかかるのか、根本的な原因はよくわかっていないというのです。
正直なところ、私は「おもしろいな」と思いました。悲しむより先に、知的好奇心が湧いてきたのです。なぜ原因がわからないのか。なぜ女性にこれほど多いのか。そして、自分のからだで今何が起きているのか。次々と疑問が出てきました。
私の卵巣嚢腫は、最初は小さく、だんだんと13cmまで成長しました。だとすれば、だんだんと大きくなったものを、今度はだんだんと小さくすることもできるはずだと考えました。
これが私の出発点でした。
まず「やめてみる」ことから始めた
最初に取りかかったのが、食生活を根本から変えることでした。
医学の父と言われるヒポクラテスは「万病一元論」を唱えていました。血の汚れが病気につながるという考え方です。2000年以上前の理論が現代でも注目されているのは、偶然ではないと私は思います。
現代の食卓には、加工食品、精製された砂糖、小麦製品、農薬を使った食材など、からだに不調を起こしやすいものがあふれています。まずはそれを一つひとつ、丁寧に取り除いていくことにしました。
何かを加えるより、やめてみる。これが体を整える第一歩でした。
具体的にどんな食品を控え、何を意識して食べるようにしたかは、また別の記事で詳書いていこうと思います。
■ チャクラという「感覚の表現」との出会い
食事を変えていく中で、もうひとつ大切な出会いがありました。チャクラという概念です。
スピリチュアルな話として敬遠する人もいるかもしれません。でも私が惹かれたのは、そういう意味ではありませんでした。
チャクラとは、からだの各部位に対応した感覚の軸のようなものです。第2チャクラは骨盤・子宮・卵巣の領域に当たっていて、感情や創造性とも結びついていると言われているそうです。最初はよくわからなかったのですが、使ってみると腑に落ちる部分がありました。
医学的な数値では捉えにくい「骨盤まわりの重さ」「なんとなくの詰まり感」「感情の波」。こうした微細な変化を言語化し、記録するための感覚の表現として、チャクラはとても役に立ちました。
数字で管理するだけではなく、感じて、記録して、意識する。そのプロセスが、私にとっての「整える」ということでした。
■ プチ断食で、からだをリセットする
食事の質を変えるのと同時に、プチ断食(16時間断食)も取り入れました。
「断食」というと極端なイメージを持つ方もいるでしょう。でも16時間断食は、夜8時に食事を終えて、翌日の昼12時まで食べない。睡眠時間を含めれば、思ったより簡単に実践できます。
断食中、からだはオートファジーと呼ばれる細胞の自己修復を活発に行います。食べることをいったん止めて、からだに修復の時間を与える。シンプルだけれど、からだの変化は確かに感じました。
ただし女性のからだは、ホルモン周期と密接に関わっています。黄体期(生理前)は断食の負荷が大きくなりやすいため、からだの声を聴きながら無理なく続けることが大切です。
■ 記録することで、見えてきたもの
食事を変え、断食を取り入れ、チャクラという軸でからだを観察していくうちに、あるものが見えてきました。
自分だけのパターンです。
根菜をたくさん食べた翌日は体が温かく感じる。甘いものを食べた後は感情が不安定になりやすい。断食2日目は頭が驚くほどクリアになる。こういったからだのリズムが、記録を積み重ねることで浮かび上がってきました。
からだは毎日、何かを伝えようとしています。でも私たちは忙しさの中で、その声を聞き流してしまいがちです。
記録することは、自分のからだに意識を向けるための、いいきっかけになると思います。
■ このサイトを始めた理由。
私と同じように、卵巣嚢腫・PCOS・子宮内膜症・子宮筋腫の診断を受けて、どうすればいいかわからなくなっている人が、たくさんいると知りました。
「手術しかないのか」「一生このままなのか」——私もそう思った時期がありました。
ひとつだけ言えるとすれば、医療とセルフケアは、どちらかを選ぶものではないということです。
婦人科への受診は続けながら、からだの内側からも整えていく。食事を見直す、断食を試す、チャクラという感覚軸でからだを観察する——そういうアプローチが、医療と並行してできることとして存在しています。
同じように途方に暮れていたあのころの自分が、読みたかったものを書いています。同じように途方に暮れていたあのころの自分が、読みたかったものを書いています。
このサイトの情報は医療アドバイスではありません。卵巣嚢腫・PCOS・子宮内膜症などの疾患については、必ず婦人科・専門医にご相談ください。
